Mesoscopic Programming

タコさんプログラミング専門

冥土カフェ

今日見たBS日テレの大人の笑い「清水ミチコワールド」は過去最高でした。
なぜなら司会が竹中直人で演者が清水ミチコという、日本演芸史上まさに最大の男女二人のお笑い大天才が夢の共演ですから。これは間違いなく永久保存版です。
清水さんは「夢で逢えたら」のころから天才だと思ってたけど、ネタの毒があまりにも強すぎていまいちメジャーになれなかったのかも。ものまねのレベルはともかくとして、笑いのセンスは飛びぬけていると思うんですよね。
それに引きかえ原口あきまさとかホリは物まねのレベルは高いけど笑いのセンスがあまりにも無さすぎ。コロッケはシムケンぽくて微妙に笑えるけど。
前の二人は何か物まね元のタレントに気を使ってる感がぬぐえない。清水ミチコの物まねは真逆で、あまりにも元のタレントさんに失礼なので笑える。失礼だけど笑える。失礼だからこそ笑える。ホリも原口も自身の笑いのセンスの無さを理解しているから技術力だけでなんとか食いつなごうとしているのかな?ま、それも人としてしょうがないとは思うけど、逆に一歩踏み出して冒険してこそ芸人だと思うのは私だけかしら?
同様に竹中直人は日本お笑い史上最大の天才だと思う。でも残念ながらメインはお笑い芸人ではないですけど。
十数年前竹中がやってた恋のバカンスという番組の「ナンの男」を越えるお笑い番組は、過去現在未来一個も無いといって過言ではないでしょう。彼も清水と一緒であまりにもアヴァンギャルドすぎて一般には受け入れられない存在なのでしょう。
ナンの男でビシバシステムや布施絵理を見てアングラ劇団に対する憧憬を深めました。今でも彼らが出てる映画やVシネはついチェックしてしまいます。Wikipediaで調べたらあの番組には温水さんや片桐はいりさんも出てたらしいですね。いずれにせよあの番組に出てた人たちはやっぱ現役でも面白い役者さんばかりですね。
もし友近に清水さんに匹敵するお笑いセンスがあれば最高だと思うんですけど、残念ながら彼女は自分のやりたいことが聴衆に受けてないことに気付いてないかまたは受けることをあきらめているみたいですね。みんな生きてくため頑張っているので才能がないのはどうしようもないですね。この苦言は有名税として受け取ってもらいましょう。
笑芸人だとタケシもダウンタウン松本も竹中みたいに映画作ってるけど、二人ともくそつまんないですね。松本の大日本人はそこそこ面白かったので他の作品も期待したけどくそですね。タケシは全部くそですね。
それに較べて竹中作品はほぼ面白いですね。全部見たかわからないですけど最近の「山形スクリーム」もおもろかったし、最初に見た「無能の人」は特に私がつげ義春というかつげ兄弟ファンなので最高でした。
ていうかお笑い芸人って映画作ると何であんな偉そうな態度取るんだろうか?
松本もタケシもそう。映画公開前の監督インタビューで露骨に不愉快なナルシストコメント聴かされる聴衆の気持分かんないかね?その時点ですでに監督不合格ってな感じですわ。たとえ自信作でももうちょっと謙虚なコメントしてくれれば駄作でも優しい気持ちで観てあげれるのに。その点ウッチャンナンチャンの内村は謙虚だから不快感が無い。でもやっぱ作品は駄作。謙虚だから良いってもんでもないか。そっかそっか。*1

*1:ちなみに本文中に明記されたタレントさんはみんな好きです。好きだからこそもっと期待するのです。アンチではないのでくれぐれも攻撃はご遠慮願います。